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ブログ 2026.05.19

街を支える仕事

街を支える仕事のアイキャッチ画像

朝の街がまだ完全に目覚める前。


人通りも車の流れもまばらな、

静かで爽やかさの残る時間帯に、

本日のアート工藝社の仕事が始まります。





今回の現場は、スーパーの壁面に設置された大型の懸垂幕(けんすいまく)。

これを新しいものに差し替える作業です。



■ところで、懸垂幕って?

懸垂幕とは、建物の壁面に縦長に掲げられる大型の広告幕のことです。


派手さはありませんが、

• 遠くからでもよく目立つ
• 訴求力が高い
• 短期間で内容を差し替えられる
• 公共性の高い情報発信に適している


という特長があり、行政PRや地域のお知らせにも数多く活用されています。


今回掲出したのは、


「自動車税の納期限は6月1日です。」


という愛媛県からのお知らせです。


毎年、多くの方の目に触れることで、納付忘れ防止につなげるのが目的です。



■任務はツーマンセル

大型の懸垂幕交換作業は、経験豊富なスタッフ2名によるツーマン体制で行います。





役割分担しながら、

• 既存幕の撤去
• 新しい幕の取り付け
• 張力調整
• 最終確認

をスムーズに進めます。

しかし、これが案外、むずかしい。

分厚い素材の長大な懸垂幕を、緊縛ひもをほどきながら、

そして畳みながらコンパクトに収めていく作業は、なかなかにコツの要る作業です。





また、風雨にさらされた設備の駆動確認や、鳥害への対応のため、

作業前後には手洗い、幕と設備の洗浄を行い、衛生管理にも気を配っています。






■段取りまずいと半日仕事

懸垂幕の交換は、一見すると単純作業にしか見えないかもしれません。


しかし実際には、

• 事前準備
• 必要資材の積み込み
• 現場での安全確認
• 幕のスムーズな脱着
• 片付けと搬出

まで含めて、すべてが段取り勝負です。

華やかさはありませんが、熟練の技術と経験に裏打ちされた、

まさに社会を支える「縁の下の力持ち」的な仕事であると自負しています。



(地面に広げると、やはり長いのがよくわかります)


(巻きます)


(黙々と巻いていきます)


(ようやく巻き終わり)


■店舗開店時刻までの勝負

今回の作業は、開始から

• 準備
• 既存幕の撤去
• 新しい幕の設置
• 最終確認
• 完全撤収

までを含めて、約60分で完了しました。


限られた時間の中で確実に仕上げることができるのも、

長年培ってきた経験とチームワークの賜物です。



■撤収まで、気を抜かない

懸垂幕の入れ替えが完了しても、それで終わりではありません。


私たちの仕事は、屋外での作業も多く、

依頼主さまだけでなく、通行人の方や、店舗ご来店のみなさんの目に触れることが多いです。

そこで乱雑な後片付けの様子をお見せしたとあっては、

どれだけ広告物がきれいに仕上がったとしても、

それまでの仕事が台無しになりかねません。



(店舗内作業の別チームと合流、協力して速やかな撤収にかかります)


資材や工具備品を丁寧に積み込み、現場を清掃し、

忘れ物チェックや安全確認を行ってから撤収します。







そして行きも帰りも、もちろん安全運転で。


お客さまに対しては「会社に戻るまでが仕事。」

そして家族に対しては「家に帰るまでが仕事。」


この基本を大切にしながら、一つひとつの現場に向き合っています。



■街の景色の中で、静かに役目を果たす広告

完成した懸垂幕は、建物の壁面にすっきりと掲出され、

遠くからでもはっきりと視認できます。



(冒頭の写真と比べ、朝日の昇り具合で所要時間がおわかりいただけるかと思います)


広告は目立たせなければならないものですが、

その裏側で支えているのは、

こうした目立たない現場の仕事です。


(株)アート工藝社はこれからも、

地域の皆さまの暮らしに役立つ情報発信を、

確かな技術で支えてまいります。



■最後に

「自動車税の納期限は6月1日です。」


お忘れのないよう、期限内に納付しましょう。






(おまけ)


懸垂幕入れ替えの後に向かったのは、愛媛県中予地方局玄関の立て看板設置現場です。



これが「ある」と「ない」のとでは、やはり違いますね。


県のマスコットキャラクター「みきゃん」もがんばってます。


(さすがにここは「ダークみきゃん」だとミスマッチかな)