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ブログ 2026.07.07

私たちが、毎朝ラジオ体操を続ける理由。

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アート工藝社では、毎朝のミーティング前に、全員でラジオ体操を行っています(現場に出ているスタッフを除く)。


昔から続いている、朝の習慣です。


もしかすると、ラジオ体操と聞くと、少し懐かしいもの、あるいは何となく形式的に行うもの、という印象を持つ方もいるかもしれません。


ですが、私たちにとってラジオ体操は、ただの習慣ではありません。


その日の身体の状態を確認する、大切な時間です。



私は子どものころ、小学校の体育主任の先生が言っていた言葉を、今でもはっきり覚えています。


「ラジオ体操はの、本気でやったら汗ばむくらい身体を使う運動なんぞ!」


当時は、正直そこまで深く考えていませんでした。ていうか「何を言よんじゃろかこの先生は」くらいにしか思っていませんでした。先生ごめんなさい。


けれど大人になり、現場仕事に関わる人たちの姿を見るようになると、その言葉の意味がよく分かります。



ラジオ体操をきちんと行うと、身体のいろいろな部分を動かします。


首、肩、腕、背中、腰、股関節、ひざ、足首。


伸ばす、曲げる、ひねる、反らす。そして跳ぶ。


普段何気なく動かしている身体の状態が、朝の数分間で意外なほどわかります。


もし全身異常なしの場合、その日のラジオ体操は、ちょうど良いストレッチ運動として機能します。


ですが、もしそうではなかった場合。


今日は肩がやけに凝っている。


腰と背中に少し張りがある。


ひざの動きが悪い。


足首が硬い。


何となく身体がだるい。


そうした小さな違和感に、朝のうちに気づくことができます。



現場仕事では、身体のコンディションがとても大切です。


看板や装飾物の製作、搬入、取り付け、撤去。


脚立を使う作業や、資材を運ぶ作業もあります。


もちろん、安全確認やチームでの声かけは欠かせません。


しかしその前提として、自分自身の身体の状態を知っておくことも大切です。


少し張りがあるなら、無理をしない。


動きに違和感があるなら、周りに伝える。


必要があれば、早めにケアする。


場合によっては、休むことも大切です。


無理をして大きなケガを引き起こすより、早めに気づき、早めに整える。


それが、本人のためにも、仲間のためにも、お客様のためにもなります。



40年以上前の話になりますが、あるオートバイGP500のトップレーサーのインタビュー記事を、何かの雑誌で読んだことがあります。


それは、毎朝起きたときに布団の中で、頭部からつま先に至るまで、全ての身体の部位の状態を一つ一つ確認するのだ、という話でした。


彼はその一連の作業を「全身の筋肉と会話する」と表現していました。


これは、毎日自分の身体を使って勝負する人にとって、ごく自然な習慣だったのだと思います。


現場で働く私たちも、同じです。


速さを競うわけではありませんし、派手で劇的なパフォーマンスをするわけでもありません。


けれど、毎日安全に、確実に、良い仕事をするためには、自分の身体を知ることが欠かせません。



朝のラジオ体操は、そのための小さな確認作業です。


今日の体調はどうか。


無理なく動けるか。


どこかに違和感はないか。


これから始まる一日の仕事に向けて、身体と気持ちを整える。



アート工藝社が毎朝ラジオ体操を続けているのは、そういう意味があります。


ただ何となく集まって、何となく体操をしているわけではありません。


今日も安全に働くため。


仲間と一緒に、気持ちよく仕事を始めるため。


そして、お客様に迷惑をかけることなく、現場をしっかりやり切るため。


ほんの数分間の体操ですが、そこには大切な意味があります。


現場仕事に必要なのは、特別な体力だけではありません。


自分の身体の声を聞くこと。


小さな違和感に気づくこと。


無理をしすぎないこと。


そして、毎日をきちんと整えて仕事に向かうこと。



私たちの朝は、今日もラジオ体操から始まります。



アート工藝社では、こうした毎日の積み重ねを大切にしながら、看板・ディスプレイづくりに取り組んでいます。


ものづくりの仕事に興味のある方は、ぜひ求人ページもご覧ください。