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2026.09.09
特製ジンジャーシロップ、試作中。
最近、ひそかに取り組んでいることがあります。
それは、断酒です。ちなみに二回目。
以前しばらくお酒をやめていた時期があり、そのときは体調が劇的に、まさに目に見えて改善しました。
まず、断酒と食事改善(主に糖質・脂質制限)、この二つだけで、2ヶ月で体重が8キロ以上落ちました。
そして起床時のだるさが減り、身体も軽くなり、肌の調子も良くなる。
改めて考えると、長年アルコールが身体に与えていた負担は、なかなかに大きかったのだと思います。
ところが、私事ながら生活環境が変わり、仕事も暮らしも新しい流れになってくると、またもや飲酒習慣が戻ってしまいました。
ストレスを紛らわせるために飲むのではなく、最近はむしろ
「毎日が充実しており、その高揚感が原動力となってついつい酒量が増えてしまう」
「一日のON/OFFスイッチのつもりが、気が付けば習慣化」
という感じであったように振り返っています。
それにしても、身体は正直です。
内臓脂肪と思われるお腹の出っ張り、身体のだるさ、夜間頻尿、肌荒れ、全身のかゆみ。
こうしたサインがじわじわと「再び」現れてくると、さすがにこれはまずいなと思います。いつか見た風景。
そこで考えたのが、アルコールの代わりになる飲み物です。
ただし、単に「健康に良い飲み物」では続きません。
お茶や水だけでは、どうにも物足りない。
ビールやハイボールの代わりにするなら、やはり一口目にガツンと来る、それでいて爽快な飲みごたえがほしい。
喉を通る刺激、香り、苦味、辛味、炭酸の勢い。
そういうものがないと、なかなか満足感にはつながりません。
そこで思いついたのが、ジンジャーシロップでした。
生姜やホールスパイスを煮出し、レモンを加え、強炭酸水で割る。
いわゆる自家製ジンジャーエールです。
最初はネットで見つけたレシピを参考に、おそるおそる作ってみました。
しかしながら、これが上品でおいしい反面、どうにも刺激が足りない。
家族の誰でも楽しめる味としては良いのですが、私が欲しいのは、もう少しハードでワイルドなものです。
(ちがう、そうじゃない。なんかこう、もっとこう)
目標は、市販のウィルキンソンDRYを更に大きく上回る刺激。
甘くて飲みやすいジンジャーエールではなく、ハイボールの上位互換となってくれるような、辛口で、香りが強く、喉にビシッと来る炭酸飲料です。
ビールを生中であおった時とはまた別の意味での「くうぅ~~~~ッ!!」となるような感じです。
そこから少しずつ調整を始めました。
砂糖とはちみつは控えめに、塩を少し加える。
生姜は多めに。
ブラックペッパー、シナモン、クローブ、八角、カルダモンなどのスパイスを加え、さらに唐辛子で刺激を補強。
レモンは風味を残すため、投入するタイミングにも気をつけました。
煮込みすぎると香りが飛ぶ。
漬け込みが短いと味が浅い。
スパイスを砕きすぎると雑味が出る。
唐辛子を入れすぎると、ジンジャーシロップではなく、もはや「危険な液体」と化す。
そんな試行錯誤を重ねながら、何度か試作していくうちに、かなり理想に近いものができてきました。
(煮出した『具』は、取り出してさらに煮詰めると様々なスイーツのアクセントにも使えます)
完成したシロップをグラスに注ぎ、レモンスライスと氷を入れ、強炭酸水で割る。
その瞬間、炭酸の泡と一緒に、生姜とスパイスの香りが一気に立ち上がり、ともすればむせかえってしまいそうになります。
一口飲むと、まずレモンの爽やかさ。
続いて生姜の鮮烈なピリ辛感。
その奥から、ブラックペッパーやカルダモン、クローブ、そして八角の香りが立ちのぼってきます。
最後に唐辛子(カプサイシン)の刺激が口中をやんちゃに走り抜けますが、後味は思ったよりもすっきり。
これは・・・なかなか良いです。
少なくとも、ただの「健康飲料」という感じではありません。ちゃんと、飲みごたえがあります。
ただし、注意点もあります。
刺激を追求しすぎると、食道や胃にはそれなりに負担がかかります。
生姜も唐辛子もスパイスも、ほどほどなら良いアクセントですが、やりすぎると身体がびっくりします。ていうか胸やけに似た不快感に近い感覚に襲われたりするので注意が必要です。
おいしいからといって、何杯もがぶ飲みするものではありません。一日一杯程度にして、空腹時と寝る直前は避けるのが無難ですね。
それでも、アルコールに頼らずに「一日の終わりの一杯」を楽しめる選択肢ができたことは、自分にとって大きな収穫でした。
もう少ししたら寒い時期を迎えますが、しょうが湯にして飲むと、たちまち体の芯からポカポカしてきそうです。
(仕込みも仕込んだり、実に約2Lぶん!)
そして、作っていて思ったのは、このプロセスはモノづくりそのものだなということです。
目的を決める(今回は医学的効能というよりは『お酒の代替となりうるノンアル飲料』の確立)。
材料を選び、調達して回る(ホールスパイスがなかなか売ってない!)。
配合をグラム・欠片単位で考える。
実際に作ってみる。
結果を見て、足りない部分・過剰なところを修正する。
もう一度試す。
そしてそれを、納得・満足いくまで繰り返す。
看板づくりや装飾づくりも同じで、なかなか最初から完璧なモノが一発でできるわけではありません。
大切なのは、「どうしたいのか」を明確にして、手を動かしながら少しずつ理想に近づけていくことだと思います。
今回の場合、テーマは健康回復でした。
お酒をやめるために、我慢だけで乗り切るのではなく、楽しみながら置き換える。
そのために、自分なりの一杯を作ってみる。
アート工藝社の企業理念の中に「物づくりの前に人づくり」という言葉があります。
今回はそれを、もしかしたら少し違う角度から無意識に実践してみたのかもしれません。
人が元気でなければ、良い仕事はできません。
身体が重く、気分が沈み、疲れが抜けないような状態では、前向きな発想も行動も生まれにくくなります。
だからこそ、日々の小さな工夫で、楽しみながら自分の身体と暮らしを整えていく。
そんな積み重ねもまた、仕事のちょっとした土台になるのではないかと考えているところです。
次は、クラフトコーラにも挑戦してみたいところです。
スパイスの組み合わせを変えれば、まだまだ面白い味が探求できそうです。
二度目の断酒で、身体がどこまで回復するのか。
その変化を楽しみにしながら、しばらくはこの特製ジンジャーエールを相棒にしてみようと思います。
それは、断酒です。ちなみに二回目。
以前しばらくお酒をやめていた時期があり、そのときは体調が劇的に、まさに目に見えて改善しました。
まず、断酒と食事改善(主に糖質・脂質制限)、この二つだけで、2ヶ月で体重が8キロ以上落ちました。
そして起床時のだるさが減り、身体も軽くなり、肌の調子も良くなる。
改めて考えると、長年アルコールが身体に与えていた負担は、なかなかに大きかったのだと思います。
ところが、私事ながら生活環境が変わり、仕事も暮らしも新しい流れになってくると、またもや飲酒習慣が戻ってしまいました。
ストレスを紛らわせるために飲むのではなく、最近はむしろ
「毎日が充実しており、その高揚感が原動力となってついつい酒量が増えてしまう」
「一日のON/OFFスイッチのつもりが、気が付けば習慣化」
という感じであったように振り返っています。
それにしても、身体は正直です。
内臓脂肪と思われるお腹の出っ張り、身体のだるさ、夜間頻尿、肌荒れ、全身のかゆみ。
こうしたサインがじわじわと「再び」現れてくると、さすがにこれはまずいなと思います。いつか見た風景。
そこで考えたのが、アルコールの代わりになる飲み物です。
ただし、単に「健康に良い飲み物」では続きません。
お茶や水だけでは、どうにも物足りない。
ビールやハイボールの代わりにするなら、やはり一口目にガツンと来る、それでいて爽快な飲みごたえがほしい。
喉を通る刺激、香り、苦味、辛味、炭酸の勢い。
そういうものがないと、なかなか満足感にはつながりません。
そこで思いついたのが、ジンジャーシロップでした。
生姜やホールスパイスを煮出し、レモンを加え、強炭酸水で割る。
いわゆる自家製ジンジャーエールです。
最初はネットで見つけたレシピを参考に、おそるおそる作ってみました。
しかしながら、これが上品でおいしい反面、どうにも刺激が足りない。
家族の誰でも楽しめる味としては良いのですが、私が欲しいのは、もう少しハードでワイルドなものです。

(ちがう、そうじゃない。なんかこう、もっとこう)
目標は、市販のウィルキンソンDRYを更に大きく上回る刺激。
甘くて飲みやすいジンジャーエールではなく、ハイボールの上位互換となってくれるような、辛口で、香りが強く、喉にビシッと来る炭酸飲料です。
ビールを生中であおった時とはまた別の意味での「くうぅ~~~~ッ!!」となるような感じです。
そこから少しずつ調整を始めました。
砂糖とはちみつは控えめに、塩を少し加える。
生姜は多めに。
ブラックペッパー、シナモン、クローブ、八角、カルダモンなどのスパイスを加え、さらに唐辛子で刺激を補強。
レモンは風味を残すため、投入するタイミングにも気をつけました。
煮込みすぎると香りが飛ぶ。
漬け込みが短いと味が浅い。
スパイスを砕きすぎると雑味が出る。
唐辛子を入れすぎると、ジンジャーシロップではなく、もはや「危険な液体」と化す。
そんな試行錯誤を重ねながら、何度か試作していくうちに、かなり理想に近いものができてきました。

(煮出した『具』は、取り出してさらに煮詰めると様々なスイーツのアクセントにも使えます)
完成したシロップをグラスに注ぎ、レモンスライスと氷を入れ、強炭酸水で割る。
その瞬間、炭酸の泡と一緒に、生姜とスパイスの香りが一気に立ち上がり、ともすればむせかえってしまいそうになります。
一口飲むと、まずレモンの爽やかさ。
続いて生姜の鮮烈なピリ辛感。
その奥から、ブラックペッパーやカルダモン、クローブ、そして八角の香りが立ちのぼってきます。
最後に唐辛子(カプサイシン)の刺激が口中をやんちゃに走り抜けますが、後味は思ったよりもすっきり。
これは・・・なかなか良いです。
少なくとも、ただの「健康飲料」という感じではありません。ちゃんと、飲みごたえがあります。
ただし、注意点もあります。
刺激を追求しすぎると、食道や胃にはそれなりに負担がかかります。
生姜も唐辛子もスパイスも、ほどほどなら良いアクセントですが、やりすぎると身体がびっくりします。ていうか胸やけに似た不快感に近い感覚に襲われたりするので注意が必要です。
おいしいからといって、何杯もがぶ飲みするものではありません。一日一杯程度にして、空腹時と寝る直前は避けるのが無難ですね。
それでも、アルコールに頼らずに「一日の終わりの一杯」を楽しめる選択肢ができたことは、自分にとって大きな収穫でした。
もう少ししたら寒い時期を迎えますが、しょうが湯にして飲むと、たちまち体の芯からポカポカしてきそうです。

(仕込みも仕込んだり、実に約2Lぶん!)
そして、作っていて思ったのは、このプロセスはモノづくりそのものだなということです。
目的を決める(今回は医学的効能というよりは『お酒の代替となりうるノンアル飲料』の確立)。
材料を選び、調達して回る(ホールスパイスがなかなか売ってない!)。
配合をグラム・欠片単位で考える。
実際に作ってみる。
結果を見て、足りない部分・過剰なところを修正する。
もう一度試す。
そしてそれを、納得・満足いくまで繰り返す。
看板づくりや装飾づくりも同じで、なかなか最初から完璧なモノが一発でできるわけではありません。
大切なのは、「どうしたいのか」を明確にして、手を動かしながら少しずつ理想に近づけていくことだと思います。
今回の場合、テーマは健康回復でした。
お酒をやめるために、我慢だけで乗り切るのではなく、楽しみながら置き換える。
そのために、自分なりの一杯を作ってみる。
アート工藝社の企業理念の中に「物づくりの前に人づくり」という言葉があります。
今回はそれを、もしかしたら少し違う角度から無意識に実践してみたのかもしれません。
人が元気でなければ、良い仕事はできません。
身体が重く、気分が沈み、疲れが抜けないような状態では、前向きな発想も行動も生まれにくくなります。
だからこそ、日々の小さな工夫で、楽しみながら自分の身体と暮らしを整えていく。
そんな積み重ねもまた、仕事のちょっとした土台になるのではないかと考えているところです。
次は、クラフトコーラにも挑戦してみたいところです。
スパイスの組み合わせを変えれば、まだまだ面白い味が探求できそうです。
二度目の断酒で、身体がどこまで回復するのか。
その変化を楽しみにしながら、しばらくはこの特製ジンジャーエールを相棒にしてみようと思います。